土佐を脱藩した浪人。開国を機に揺れる日本をなんとかしたいという強い志があるが、どうすべきかは模索している最中。
飾らない性格で、すぐに人の懐へ入り込んでいく。北辰一刀流の達人でありながら、西洋式のピストルも使いこなす。
土佐藩にいた同名の刀工の作。坂本家に代々伝わる家宝の刀。拵えは龍馬自身が誂えたもので、目貫や鞘には龍の意匠が施されている。
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RYOMA
SAKAMOTO
吉田松陰と親友の間柄である長州藩士。面倒見が良く、若い藩士たちのまとめ役を務める。
冷静かつ慎重な振る舞いから、長州の重臣たちからの信頼も篤い。大の酒好きで、泥酔すると騒動を引き起こすのが玉に瑕。
「末備前」と称される長船派の刀工の作。拵えは桂自身が誂えたもので、目貫や鍔には松の意匠が施されている。
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KOGORO
KATSURA
松下村塾の門下生で、自他共に認める吉田松陰の一番弟子である長州藩士。
同門の高杉晋作とは幼馴染で、お互いに遠慮がない。剣も達者で、二刀流を使いこなす。
鞘や柄に金色と黄緑色で彩りが入っている他、それぞれの鞘紐も金糸と黄緑の糸を編んで作られている。刀の名は、自らの至らなさを恥じて泣き叫ぶうちに時鳥(ホトトギス)になってしまった男の民話による。
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GENZUI
KUSAKA
長州藩士。松下村塾の門下生で、久坂玄瑞と並び称される高弟。久坂とは幼馴染でもあり、お互いに遠慮がない。
詩歌、都都逸、三味線の他、芸者遊びや賭博も好む風流人かつ遊び人。振る舞いは傍若無人だが、どこか憎めない男。
正式名は安芸国佐伯荘藤原貞安。実戦向けに作られた薩摩拵えの刀。元は長州を訪れたある土佐藩士が所有していたもので、惚れ込んだ高杉が頼み込んで譲ってもらった。
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SHINSAKU
TAKASUGI
横浜の港崎遊郭で評判の芸者。機知に富む会話と憂いのある美貌で人気を博している。
昔、京都で芸者をしていたことがあるらしい。
TAKA
MURAYAMA
幕府の大老。彦根藩主。西洋諸国と通じ、日本の開国を進めている。反対派を激しく弾圧しており彼の先祖にちなむ「井伊の赤鬼」の異名で畏怖されている。
武芸の中では居合を得意としている。風流人でもあり、和歌や茶にも精通している。
井伊家で代々受け継がれてきた刀。第20代当主の井伊直政に付けられた異名「井伊の赤鬼」にちなんだ意匠の拵えが作られた。
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NAOSUKE
II
幕府の海軍長官。さっぱりとした性格の江戸っ子で、他人を魅了する不思議な人柄の持ち主。
その一方、必要ならば冷徹にもなる決断力を持つ。西洋を見習って幕府海軍の設立や、身分に囚われない人材登用を進めている。直心影流の達人だが殺生を嫌い、普段は抜刀しないよう鍔を紙縒りで留めている。
乱世に使われていた古刀を参考に作られた実戦向けの刀。殺生を嫌う勝は滅多に抜かなかったため、刃は新品同様である。
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KAISHU
KATSU
農民の出身だが、武士に憧れて剣術の修行に励み、地元道場主の養子に取り立てられ跡継ぎとなった。
無骨なところはあるが人情に厚く義理堅い性格で、道場時代の仲間から慕われている。
「江戸三作」と称された三人の名工のうちの一人・源清磨の作。刀剣好きの近藤の目利きは確かで、荒っぽく扱っても刃こぼれ一つしない。
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ISAMI
KONDO
アメリカ海軍提督。ミラード・フィルモア大統領の命を受け、日本を開国させるために黒船を率いて世界を周った。
ペリーは他の西洋列強に先駆け開国を迫っている。
アメリカ海軍将校の標準装備。柄やナックルガード、鞘の各所は金メッキを施した真鍮で覆われ、美麗な細工が施されている。
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MATTHEW
PERRY
イギリスの外交官。日本の価値を推し量り、本国に報告する役割を務める。過度な攘夷活動を「野蛮」だと感じているが、日本の工芸品には強く惹かれている。
元外科医でもあるため、怪我人の手当てはお手の物。
英国公使であるオールコックには基本的に護衛がついているが、万一自ら身を守ることになった時のためにこのサーベルも手放さないようにしている。
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RUTHERFORD
ALCOCK
軍事顧問団の一員として日本に派遣されたフランス陸軍の将校。
冷徹に見られがちだが情に厚い性分で、頼ってくる人間は見捨てない。
フランス陸軍士官に与えられる、西洋剣と円盾からなる一対の武具。
ブリュネの盾に施された竜の彫刻は、武勇と義心を備えた真の軍人の在り方を象徴したものである。
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JULES
BRUNET
英国の外交官。日本語が堪能で、通詞として公使館で働いている。
日本は欧米が近代化で失ったスピリチュアルなものが残る夢の国だと考えており、強く惹かれている。
ERNEST
SATOW